据置ガスコンロ(ガステーブル)の選び方
据置ガスコンロ(ガステーブル)は、コンロ台の上に置いてゴム管でガス栓と接続するタイプのガスコンロです。
ガスコンロにはたくさんの機種があり、機能もそれぞれのため。どのガスコンロを選んだらよいか迷うところです。
ポイントを確認して、お好みのガスコンロを見つけましょう!
※システムキッチンに組み込むタイプのガスコンロ(ビルトインコンロ)をお探しの方は、こちらへ
POINT1
設置場所のサイズを確認
据置ガスコンロのサイズには「標準60cmタイプ」と「コンパクト56cmタイプ」の2タイプがあります。
「標準60cmタイプ」は横幅59.6cm~59cm、高さ18cmが基本サイズですが、メーカーによって多少の違いがあります。
設置する場所のサイズを採寸して、どのサイズを選べばよいか確認しましょう。
POINT2
トッププレート(天板)の種類を選ぶ
ガスコンロのトッププレートとは天板部分の事です。
材質によって、見た目やお手入れのしやすさが変わるため、ガスコンロ選びの重要なポイントになります。
最近の傾向としてバーナーリングをトッププレートと一体化したコンロが増えております。
よりお手入れが簡単になってきてます。
材質 | ホーロー | ガラスコート/強化ホーロー | ガラストップ |
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見た目 | |||
長所 |
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短所 |
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オススメ 機種 |
POINT3
魚焼きグリルの種類を選ぶ
最近のガスコンロでは、魚焼きグリルのトレーに「水」を入れる必要がなく、上下から一気に焼き上げる「無水両面焼き」が主流です。
途中でひっくり返す必要がないのでグリル内の熱が逃げず、グリル内で水の蒸発もないため、カリッとこんがり焼きあがります。片面焼きに比べ、庫内の温度が高くなる両面焼きの方が美味しく仕上がると言われています。
上位機種にはさらに「オートグリル機能」が付いている機種も増えてきてます。オートメニューと焼き加減を設定するだけで、火力を自動でコントロールし、焼きあがると自動で消火するので、とっても便利です。焼き具合を屈んで覗かなくても大丈夫!!!安心して他の料理に集中できます。お惣菜等のあたため機能など魚焼き以外で多く活用ができます。
グリル | 片面焼き | 両面焼き |
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長所 |
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短所 |
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オススメ 機種 |
魚を焼くだけじゃもったいない!
狭い庫内はあっという間に高温になるため、予熱が早くてスピード調理が可能です。
各メーカーから「クッキングプレート」や「グリルピザプレート」、魚焼きグリルに入る小型サイズのダッチオーブンも発売されているので、ピザやクッキー、パンやグラタン、煮込み料理まで、グリルで簡単に調理出来ます。 パロマではラ・クック リンナイではココットプレートなど、グリルの進化が止まりません。
グリルを眠らせておくのはもったいない!!!今後もグリルを使った料理方法は進化し続けると思われます。
POINT4
ゴトク周りのお手入れについて
汁受けレスのフラット天板が最近の主流になってきています。
汁受け皿を外して洗う必要がなく、布巾などでさっと拭けばお掃除完了♪ とっても好評です。
タイプ | 汁受け皿があるタイプ | 汁受け皿がないタイプ(汁受けレス) |
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長所 |
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短所 |
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POINT5
大バーナーの選択
一般に、2口ガスコンロには、炒め物などに適した強火力の「大バーナー」と天ぷらや煮物などに適した「標準バーナー」の2種類のバーナーが搭載されています。多くの機種で左右どちらか選べるようになっています。
(一部機種では左右選べないものや両側同じバーナーの場合もあります)
据置ガスコンロの隣がすぐ壁の場合は、壁と反対側に大バーナーが来るようお選びください。
どちら側も十分に壁との距離がとれる場合は今使い慣れている側で大丈夫です。
据置ガスコンロの設置条件について
設置するときは可燃物との距離を確実に離す。
距離が近いと火災の原因になります。(火災予防条例で定められていますので、必ず守ってください)
可燃物との距離が守れない場合は必ず別売の防熱板を取り付けてください。
設置後機器の周囲を改装する場合も可燃物との距離を確実に離す。
POINT6
ガス種の選択
ガス種は、大きく分けて プロパンガス(LPG、LPガス) 、 都市ガス があります。 ガス種が違う機器は、見た目は同じでも内部の部品が異なりますので使用できません。
- プロパンガスは、ガスボンベに入っており、機器は全国共通です。
- 都市ガスには種類があります。地域、都市ガス会社により異なりますのでご確認ください。
都市ガスの種類 | 13A | 12A | 6A | 5C | L1 | L2 | L3 |
主な供給会社 | 東京ガス・東邦ガス・大阪ガスなど | ※特殊なガス種についてをご覧ください |
※特殊なガス種について(13A・12A以外の都市ガス)
LPG(プロパンガス)、都市ガス12A・13A以外のガス種は、需要が少ないため受注生産品となります。通常よりも出荷にお時間がかかる場合がありますので予めご了承下さい。
また、P13Aガスはプロパンを原料とした特殊な13Aガスです。通常のプロパンや13A用の機器は使用できません。ご利用のガス会社さんにお問合せ下さい。
ガス器具のお引越し・ガス種変更について
お引越などでガス種が変わった場合など、ご購入後のガス種の変更については、部品を交換することにより可能です。部品代と改造費用が別途必要となります。
ご利用になるガスの供給会社さんにご相談ください。(器具メーカーに依頼できる場合もあります)
ガス器具をご購入の際には、必ずガス種をご確認下さい
ガス器具は、同じ機種でもガスの種類によってガスの圧力が異なるため、部品等が異なる別の品番となります。ガス種を間違えますと不完全燃焼や火災の原因となり大変危険です。
必ずご確認のうえ正しいガス種をお選びください。
POINT7
ガス栓の形状を確認
ガス栓には大きく分けて2タイプあります。まずはキッチンのガス栓の形状をご確認ください。
形状 | ホースエンド型 | コンセント型 |
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ゴムホースを直接さして、バンドで止めるタイプのガス栓。 |
ソケットを使ってカチッとはめるタイプのガス栓。 |
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接続 | ガス栓側
赤い線までしっかりとホースを差し込み、バンドで固定します。 |
ガス栓側
カチッと音がするまでしっかりとソケットを差し込みます。 |
器具側
赤い線までしっかりとホースを差し込み、バンドで固定します。 |
ゴムホースの交換時期と長さについて
ゴムホースは使用環境によって劣化の進み方が大幅に異なるため「耐用年数」の明示はありませんが、安全上、ガス会社さんの定期点検時や、据置ガスコンロの購入時に交換をおススメします。
ゴムホースの差込口(器具栓)の位置は機種によって違います。ガス栓の位置と、器具栓の位置をよく確認して、ネジレや折れなど無いように長さを調節してください。
ネジレや折れがあるまま使用するとホースに負荷がかかり、ガス漏れの原因などになる可能性があり危険です。
ゴムホースはハサミでカットする事が可能ですので、長過ぎた場合は切って調整しましょう。
※一般的なキッチンの場合、ガスホースが据置ガスコンロの幅より長くなる事はありません。(ガス栓が高い位置にある場合はこの限りではありません。)
ゴムホースの色について
ゴムホースの色は、ガス種によって異なります。
白色(クリーム色)が都市ガス用、オレンジがLPガス用です。
お手元のゴムホースが、ご利用のガス種と同じか必ず確かめてご使用ください。
POINT8
長く大事に使うには
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